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道の駅おりつめ「オドデ館」

最終更新日:2021年6月1日
道の駅おりつめ
道の駅おりつめ
オドデ様
オドデ様

八戸自動車道九戸インターチェンジから久慈市に至る道路沿いにある「道の駅おりつめ」は、 折爪 おりつめ 岳を眺望できる休憩場所として人気があり、特に産直施設「オドデ館」が賑わいをみせています。

当館では、ヨーロッパにも輸出されている地元産の甘茶や山葡萄ジュースなど九戸村の特産品のほか、地元の野菜や手作りの漬物に加え総菜や弁当なども販売しており、季節毎の楽しみがあります。また、隣接するレストランでは、地元産の鶏を使った唐揚げ定食などの名物料理も堪能できます。

オドデ館の名前は、この地の民話に因んだものです。「昔々、 名主 なぬし (村の長)が折爪岳に行くと、中腹の大きな栗の木の下に上半身がフクロウで下半身が人間という不思議な生き物が冷たくなって横たわっており、名主は家に持ち帰りました。すると、その生き物は神棚に居着いて、天井を見つめたまま『明日は晴れだ。ドデン・ドデン』と叫ぶことがあり、それがピタリと当たるので評判となりました。村人達は自分の運勢や紛失物のありかのほか、縁談や病気の治療法などを聞きに次々と訪れ、いつしかこの生き物は「オドデ様」と呼ばれるようになり、名主の家も大変栄えました。

ところがある日、いつも天井ばかり見ているオドデ様が下を見ると、名主が羽織袴で座り、村人はその前で頭を下げ、賽銭箱は願いを叶えてもらおうと村人達が差し出したお金でいっぱいになっていました。これを見たオドデ様は、金の亡者となった名主に嫌気がさし、突然『シラン・シラン・ドデン・ドデン』と叫び、折爪の森の深くへと飛び去ってしまいました」

それ以来、この不思議な生き物は二度と姿を見せなくなったということですが、今でも時々近くの森でそれらしい声を聞くことがあるそうです。

この道の駅にもオドデ様が祀られ賑わっていますが賽銭箱はありません。道の駅は2001年8月に登録され今年の夏に20周年を迎えます。この賑わいをオドデ伝説と共に末永く継承して行ってほしいと思います。

  • 問合せ先:株式会社九戸村ふるさと振興公社
    道の駅おりつめ「オドデ館」
  • TEL:0195-42-4400

(岩手経済研究2021年5月号で紹介)