019-622-1212

再生 道の駅「高田松原」

最終更新日:2019年11月1日
再生 道の駅「高田松原」 ~陸前高田市~
道の駅「高田松原」の地域振興施設
高田松原津波復興祈念公園
高田松原津波復興祈念公園
(写真提供:陸前高田市)

陸前高田市の海沿いを走る国道45号付近では、震災前に海水浴客等で賑わった高田松原を復活させ一帯を憩いの場にする取組みが進んでいます。

被災建造物のうち旧「道の駅高田松原(タピック45)」などが震災遺構として保存・活用されることになり、奇跡の一本松とその周辺は震災犠牲者への追悼と鎮魂、そして震災の記憶を留め教訓を伝え、復興への思いを発信していく空間として「高田松原津波復興祈念公園」の整備が進められています。この度、9月22日に同公園の主要施設である、国営追悼・祈念施設の一部、道の駅「高田松原」、東日本大震災津波伝承館がオープンしました。

津波伝承館と再生した道の駅「高田松原」は、鉄筋コンクリート2階建、のべ床面積4,340m²の規模の一体的な建物として整備されました。また、道の駅の地域振興施設は(株)高田松原が指定管理者となり、産直施設や飲食店などがオープンしました。

産直施設内の広田湾漁業協同組合と市水産加工業連絡協議会が共同で運営する水産ブースでは、カキやホタテ、ワカメのほか、濃厚な甘みと旨味に定評がある広田湾産イシカゲ貝などの海産物を販売します。また、農事組合法人採れたてランド高田松原がリンゴなどの旬の果樹、野菜を販売するほか、通常の約2倍の糖度を誇る「恋するとまと」、「北限のゆず」、「北限のお茶」などの特産品も販売します。

飲食店は三つあり、広田湾で採れた新鮮な海産物を中心としたメニューや地元のブランド米「たかたのゆめ」を使ったごはん類を提供するほか、カフェは「スタバはないけどスナバはある」で人気となり、震災後は支援を継続し今も交流が絶えない鳥取のコーヒー店が出店しました。

道の駅は三陸沿岸地域への訪問客を迎え入れ沿岸各地へ送り出す「三陸沿岸地域のゲートウェイ(玄関口)」としての機能も持ち、今後、ツアーや体験プログラムなどの観光振興の起点としての機能も担う予定です。8年半ぶりの産直施設の再開で、三陸自動車道開通の地の利も加わり、震災前を上回る振興が期待されます。

  • 問合せ先:道の駅「高田松原」
  • TEL:0192-22-8411

(岩手経済研究2019年10月号で紹介)