019-622-1212

国民保養温泉地指定60周年の八幡平温泉郷・藤七(とうしち)温泉

最終更新日:2019年10月1日
国民保養温泉地指定60周年の八幡平温泉郷・藤七温泉 ~八幡平市~
遠くに岩手山を臨む藤七温泉
(写真提供:藤七温泉 彩雲荘)
標高1,400mにある露天風呂
標高1,400mにある露天風呂

昭和34年9月3日、岩手県から秋田県にまたがる6つの温泉が「八幡平温泉郷」の名称で旧厚生省より国民保養温泉地に指定され、今年で60年となります。

国民保養温泉地とは、温泉利用の効果が十分期待され、健全な保養地として活用される温泉地のことで、温泉法に基づき現在は環境省が指定します。昭和29年に 酸ヶ湯 すかゆ (青森県)、日光湯元(栃木県)、 四万 しま (群馬県)の3つの温泉が指定されたのを皮切りに、今では全国に79カ所あり、本県ではこのほか金田一温泉が平成6年に指定されています。

指定には、利用源泉が療養泉で湧出量が豊富なことに加え、医学的立場からの適正な温泉利用や入浴方法等の指導ができる人材の配置計画や高齢者・障害者等への配慮のほか、自然環境・街並み・歴史・風土・文化等の観点で保養地として適していること等の様々な条件があります。

八幡平温泉郷は十和田八幡平国立公園の観光ルートに点在する温泉郷で、古くから湯治場として栄えた玉川温泉と八幡平温泉の2つの温泉地からなります。前者には玉川、 大深 おおぶか などの温泉が、後者には 御生掛 ごしょうがけ 蒸ノ湯 ふけのゆ 、大沼、藤七などの温泉があります。

これらの中で唯一岩手にある藤七温泉は、昭和3年の開湯で、発見した木こりの名前に由来します。標高1,400mの高地にあり、地獄谷のような混浴露天風呂が有名です。視界が開け、国立公園内の大自然の中で湯に浸りながら、朝はご来光を拝み、日中は雄大な岩手山を望み、夜は手が届きそうな満天の星空を楽しむことができます。

源泉掛け流しの泉質は、乳白色の単純硫黄泉で、神経痛や慢性消化器病のほか糖尿病、高血圧、打ち身・捻挫などにも有効です。

例年営業は八幡平アスピーテラインや樹海ラインが通行できる4月下旬から10月下旬までで、今年も今月中旬から来月初旬にかけて紅葉シーズンとなり繁忙期を迎えます。

  • 問合せ先:藤七温泉彩雲荘
  • TEL:090-1495-0950
  • 住所:〒028-7302 岩手県八幡平市松尾寄木北の又

(岩手経済研究2019年9月号で紹介)