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絢爛豪華な山車と世界一の神輿パレード「花巻まつり」

最終更新日:2018年10月1日
絢爛豪華な山車と世界一の神輿パレード「花巻まつり」 ~花巻市~
夜の幻想的な風流山車(東町と里川口町)
世界一の神輿パレード
世界一の神輿パレード
(写真提供:花巻市観光課)

花巻まつりは、花巻城の郡代 きた 松斎 しょうさい がその守り神だった小さな聖観音を町の人たちと崇拝したお祭りが始まりといわれています。

歴史を辿ると、中世の花巻地区は天正18(1590)年、豊臣秀吉の奥州仕置により南部領となりました。翌年南部氏は きた 秀愛 ひでちか を郡代に置き、花巻城を守らせました。秀愛は四日町など町の整備も進めましたが早世してしまい、代わって秀愛の父である 信愛 のぶちか (後に松斎)が郡代となりました。松斎は、川口町や一日市町の整備を進め、四日町を含めたいわゆる花巻三町が形成されたことから花巻開町の祖といわれます。

慶長18(1613)年に松斎が没しますが、町の人々は松斎を追慕して観音祭りに合わせて山車を作って町を練り歩くようになり、祭りとして継続発展してきました。祭りは、明治に入り廃仏毀釈により、鳥谷崎神社の祭礼となりました。現在も花巻まつりの初日に合わせ関係者が松斎の墓前で成功を祈願する墓前祭が行われるなど、400年以上の歴史と伝統のあるものとなっています。

この祭りには風流山車や 鹿踊 ししおどり 、花巻囃子、神輿など魅力が多くあり、中でも各町内が毎年作る十数台の風流山車が呼び物となっています。山車は明治時代には京都祇園祭の鉾に似た高さ13メートルを超える屋形山車になり、東北屈指の山車として名声を馳せました。大正に入り町に電線が引かれると、屋形山車から丈の低い風流山車に移行して今に至ります。

山車の灯りには本物の火(アセチレンガス灯)が使われ、ゆらめく炎が優雅な花巻囃子にあわせて進む絢爛豪華な山車の姿を幻想的に演出し、見る人を魅了します。

また、平成27年9月の花巻まつりでは同一会場で一斉に繰り出した神輿の数が114基となり、ギネス世界記録を達成しました。神輿はパレードとして見るだけでなく、祭り衣装に着替えて一緒に担ぐことができます(要事前申込)。日程は毎年9月の第2土曜日を中日とする3日間で、今年は7~9日に開催されます。

  • 問合せ先:花巻まつり実行委員会(花巻市観光課内)
  • TEL:0198-24-2111

(岩手経済研究2018年9月号で紹介)