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重要文化財「小岩井農場の歴史的建造物群」

最終更新日:2017年6月1日
小岩井農場 4号牛舎(明治41年建設)
4号牛舎(明治41年建設)
小岩井農場 本部事務所(明治36年建設)(写真提供:金ケ崎町)
本部事務所(明治36年建設)
(写真提供:小岩井農牧)

小岩井農牧株式会社が所有する小岩井農場内の歴史的建造物21棟は、今年2月、重要文化財の指定を受けました。県内建造物の重要文化財はこれまで49棟で、今回の指定により70棟となり、大幅な増加となりました。

小岩井農場は明治24年(1891年)、当時の鉄道庁長官井上勝によって開設され、32年に三菱第3代社長岩崎久彌が承継、昭和13年に小岩井農牧が設立され現在に至ります。

今回指定となった建造物は本部事務所と倉庫・牛舎各5棟、小屋4棟、サイロ2棟のほか、乗馬厩、倶楽部、秤量剪蹄室、天然冷蔵庫の計21棟です。指定となった建物はほとんどが現役で使用され、建設当初と同じ目的で使用され続けている建物も多く、貴重な「生きている文化財(リビング・ヘリテージ)」となっています。

本部事務所は明治36年の建設で、玄関ポーチの垂飾りがついた鼻隠しや窓枠が特徴となっています。建設時は周囲の樹木が低く、2階の望楼から農場全体を見渡すことができましたが、その樹木も成長し、今では緑陰が落ち着いた空間をもたらしています。また、5棟の倉庫のうち2棟が明治31年以前の建築で農場内最古の建物となっています。サイロ2棟は明治40年~41年に建設され、飼育牛の冬用エサとなる発酵飼料(サイレージ)を作る施設として、現存する日本最古のサイロといわれているほか、牛舎4棟は現役では国内唯一の指定となっています。

指定建造物は生産エリアにあり、使用中の建物の見学は制限されますが、希望の方は文化財を巡るツアーに参加しガイドの案内で見学することが可能です。

 〈文化財ツアー〉
  • 問合せ先:小岩井農場
  • TEL:019-692-4321
  • 料金:大人800円/子供400円(入場料は別途)
     (4才以下の方はツアーのバスへの乗車をご遠慮いただいております)
  • スタート時刻:10:30、13:30、15:30
  • 受付場所:まきば園内
  • 所要時間:約45分
  • 定員:33名(先着順)

(岩手経済研究2017年5月号で紹介)