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南部曲り家千葉家

最終更新日:2016年1月4日
南部曲り家千葉家 ~遠野市~

遠野市綾織町、小高い丘の中腹に建つ「南部曲り家千葉家」は、重厚な石垣とも相俟って小さな城のような佇まいを見せ、遠野市を代表する観光地として親しまれています。

かつて、本県に広く見られた「南部曲り家」は、人間の住む「オモヤ」と馬などが住む「ウマヤ」がL字型に連結され、厳しい自然環境のなか、馬を人間と同様に大切にした当時の暮らしを現在に伝えます。なかでも「千葉家」は、国内最大級の曲り家住宅で、国の重要文化財に指定されており、往時は25人の人間と20頭の馬がひとつ屋根の下に暮らしていたといわれています。

天保年間(1830-1844)に建設されて以来約180年、近年は老朽化による痛みも目立つようになり、来年春からは、10年に及ぶ大修理が行われます。それを前に先月「千葉家まつり」が開催され、映画「遠野物語」の上映会や昔ながらの結婚式の再現イベントに、多くの観光客が訪れました。年配の女性客からは、結婚式の様子に思い出がよみがえり、昔を懐かしむ声も聴かれました。

「千葉家」は、しばらく通常の見学ができなくなりますが、平成34年から修理が終わった建物の部分公開が再開され、平成37年にはグランドオープンを迎える予定となっています。

  • TEL:0198-62-9529(問合せ先:南部曲り家千葉家)

(岩手経済研究2015年12月号で紹介)