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石と賢治のミュージアム

最終更新日:2015年1月5日
石と賢治のミュージアム ~一関市東山町~

詩人、童話作家の宮沢賢治は、幼いころから鉱物採集に熱中し、家族から「石ッコ賢さん」と呼ばれました。昭和6年2月、賢治は35歳の時、東山町(現・一関市東山町)の東北砕石工場で石灰肥料の宣伝、販売を担当する嘱託技師の職を得ました。それまで、農業指導の過労から肺炎を患い、約2年間の療養生活を送りましたが、ようやく回復の兆しが現れた頃です。

「石と賢治のミュージアム」には旧東北砕石工場と展示棟「太陽と風の家」があり、石灰にかけた賢治の夢や技師としての活躍がわかりやすく展示されています。また、「石ッコ賢さん」をキーワードに、賢治が愛した鉱物やめずらしい化石などが数百点展示され、自然の不思議な秘密を遊びながら見学することができます。

仕事に奔走した賢治でしたが、同年9月の東京出張中に再び病に倒れ、11月3日、病の床で手帳に書き記したのが、有名な「雨ニモマケズ」です。2年後、賢治は回復することなく37歳の若さでこの世を去りました。「石と賢治のミュージアム」では「雨ニモ負ケズ」が生まれるまでの足跡が手紙や写真とともに紹介されています。永遠を見つめる石たちと、短い命を激しく燃やした賢治。賢治の命の輝きをたどってみませんか。

  • 開館時間:午前9時~午後5時
  • 休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始
  • 入館料:小・中学生/無料、高校生・大学生/200円、大人/300円 (団体割引等あり)
  • TEL:0191-47-3655

(岩手経済研究2014年12月号で紹介)