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猊鼻渓

最終更新日:2012年1月5日
猊鼻渓 ~一関市〜

日本百景の一つに数えられる猊鼻渓は、一関市東山町を流れる砂鉄川が石灰岩を浸食してできた渓谷で、その長さは約2キロメートルにわたっています。川岸には高さ100メートルを越す絶壁がそびえ、春には自然の山藤が咲く「藤岩」や渓谷出口近くには獅子の鼻に似た岩で猊鼻渓の由来となった「獅子ヶ鼻」などの奇岩怪石が特徴です。1923年に岩手県で最初に国の名勝に指定されました。


♪清き流れの砂鉄の川に
      舟を浮かべて
         さおさせば・・・

猊鼻渓の名物でもある船頭が唄う「げいび追分」を聞きながらの舟下りは日本で唯一の手漕ぎ往復運行で一年を通じて行われています。春は藤の花、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と訪れるたびに違った表情を見せてくれます。

なかでも12月から2月までの冬期間には屋形船にこたつを設置した「こたつ舟」を運行しており、熱々の「木流し鍋」は寒さを忘れさせてくれます。絶壁が雪で覆われた光景はまさに水墨画の世界。非日常的な空間が辺り一面に広がります。

福・縁・寿・運・願・愛・恋と書かれた「運玉」と呼ばれる素焼きの粘土玉を大猊鼻岩の「願掛けの穴」に投げ入れると願いが叶うと言われており、近年、パワースポットとしても注目されています。

(岩手経済研究2011年12月号で紹介)