鵜鳥神社 ~普代村~

最終更新日:2019年2月1日
鵜鳥神社(写真提供:普代村)
鵜鳥神社(写真提供:普代村)
鵜鳥神楽
鵜鳥神楽

岩手県普代村の卯子酉うねとり山の中腹に鵜鳥うのとり神社があります。

平安時代の延暦23(804)年の開山で、大漁と安全祈願、縁結び、安産の神様として古くから信仰されており、岩手県以外に八戸市周辺も含めて多くの漁業関係者が参拝に訪れるほか、義経北行伝説の地でもあります。

衣川の戦いで落命したとされる源義経が、平泉から密かに脱出し蝦夷地を目指す途中で辿り着いた鵜鳥神社で七日七夜に亘って海上安全と武運長久を祈願したところ、神から「汝の願いを聞き届ける」とのお告げがあり、その報恩として義経が卯子酉山頂に鵜鳥大明神を寄進したといわれています。また、翌年からは寄進した旧暦4月8日に祭りが行われたとされ、現在も例大祭として継承されています。

例大祭では、神社に伝わる鵜鳥神楽が奉納され、遠方からも数多くの氏子たちが参集するなど大きな賑わいを見せます。鵜鳥神楽は「北の鵜鳥、南の黒森」といわれ、宮古市の黒森神社の黒森神楽とともに国の重要無形民俗文化財に指定されており、いずれの神楽も毎年正月から春先にかけて隔年で南北の方向を変えながら交互に三陸沿岸に沿って舞い歩きます。

縁結びや安産祈願の由来は、沿岸地域に古くから航海の安全を祈って松の小枝を結ぶ風習があり、それが卯子酉山頂の奥宮付近で男女の縁と安産を願掛けする結び松として広まったものといわれます。願い事は男性が左手、女性は右手で小枝二本を結び、その枝が結ばれたまま枯れずに成長すれば願いが叶うとされ、奥宮周辺には結び目がこぶとなって成長した松が数多く見られます。

新年も漁業関係者をはじめとした多くの初詣客や神楽見物で賑わい、近年では東北地方で唯一の「大大吉」のおみくじがある神社として、SNSなどによる口コミが広まっています。新年の初詣で大大吉のご利益を頂戴し、幸先のいいスタートとしたいものです。

  • 問合せ先:鵜鳥神社 TEL:0194-35-2339
  • 問合せ先:普代村役場政策推進室 TEL:0194-35-2114

(岩手経済研究2019年1月号で紹介)

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